💬安心」を買いたくなる心理には、ワナがある

💬教官の独り言

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人は「不安」な状態を嫌います。
そのため、“安心できるもの”にお金を払いたくなります。

でも…
その「安心」、ほんとうに「安全」につながっていますか?
実はその裏側には、“人の心理”を利用した仕掛けが潜んでいます。


① 安心は、気持ちの問題

「安心」と「安全」は似ているようで違います。
安心=主観(気持ち)
安全=客観(事実)

たとえば、最新セキュリティのあるマンションに住んでいても「不安」を感じる人もいれば、古い団地でも「安心している」人もいます。
つまり安心は「主観」であり、人それぞれの感覚です。


② 不安を煽れば、売れる

これはマーケティングの基本でもあります。
「将来が不安じゃないですか?」
「あなたの大切な家族を守りませんか?」
「今のままだと老後に困るかも…」

こうした言葉を聞くと、「じゃあ保険に入らなきゃ」「この投資商品買っとこう」と、安心を“買いたくなる”んです。

でも実際には、その「安心」が高額だったり、中身が不透明だったり、まったく意味がなかったりすることも…。


③ 安心にお金を払うクセがつくとどうなる?

・高額な終身保険に入りっぱなし
・不要なオプションサービスを解約できない
・ネットの「〇〇先生が勧める資産運用」に数十万円払ってしまう
・健康食品、情報商材、パワーストーン…

「不安だからとりあえず払う」がクセになると、お金が“安心料”で消えていく状態になります。
そして本当に必要な備えができなくなります。


④ 安全は「知識と行動」で手に入れる

安心を買う前に、まずできることがあります。

  • 情報を集める
  • 自分の状況を整理する
  • 信頼できる専門家の意見を聞く
  • 基本的な金融知識を身につける

知識があれば、「これは意味のない安心だ」と見抜けるようになります。
本当の安全は、「理解と準備」の上にしか成り立ちません。


✅まとめ|安心を買う前に立ち止まる習慣を

私たちは「わからないこと=不安」と感じがちです。
だからこそ、「安心」を売るビジネスは尽きません。

でも、その“安心”にお金を払い続けるだけでは、
いつまでも「不安」の根っこは解消されません。

不安は知識で和らげられます。
そして、安全は行動によってつくられます。


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