本当に必要な保険、いらない保険とは?家計を守る正しい保険の選び方

第1段階 保険

「なんとなく」で保険に入っていませんか?

「もしものときのために…」と、保険に入っている人は多いと思います。
実は私自身、以前はこんなふうに考えていました。

  • 周りもみんな入ってるし…
  • とりあえず安心したいから…
  • 営業の人にすすめられて断れずに…

でも、保険って「ただ入れば安心」というものではないんですよね。
むしろ、入らなくてもいい保険や、家計の足を引っ張る保険さえあります。

この記事では、「お金を守る力」としての保険について、わかりやすく解説します。
私自身の失敗談も交えながら、本当に必要な保険とそうでない保険の違いを見ていきましょう。


保険は「安心を買う」だけでなく、「損失を防ぐ道具」

保険の本来の目的は、
家計が破綻するような大きなリスクから守ることです。

たとえば…

  • 重い病気や大けがで長期入院
  • 働き手が亡くなって収入がゼロに
  • 火災で自宅が全焼
  • 自動車事故で高額な賠償が発生

こうした大きな損失から家計を守るのが、保険の役割です。

一方で、
ちょっとした出費をカバーする保険は、長期的に見れば保険料の方が高くつくことも少なくありません。

大切なのは「損失の大きさ」と「起こる確率」

  • 起こる確率は低いけど、起きたら人生に大打撃
    → 保険で備えるべきリスク
  • 起こる確率が高くても、出費が小さいもの
    → 自己負担でも問題なし(保険で備える必要なし)

この視点を持つことが、保険選びではとても大切です。


入ってよかった!家計を守るための“本当に必要な保険”

私自身の経験から、これは必要だと感じた保険が以下の3つです。

1. 生命保険(収入保障型)

特に子育て世代にとっては、もしものときに家族の生活を支える重要な保険。
収入保障型は、遺された家族に「毎月の生活費」が支払われる仕組みで、必要な時期に絞って備えることができます。

2. 火災保険・地震保険

住宅が損害を受けると、生活が一変します。
持ち家の方だけでなく、賃貸でも最低限の火災保険は必要です。

3. 自動車保険(対人・対物無制限)

事故の損害賠償は、1件で数千万円〜億単位になることも。
対人・対物は「無制限」が基本中の基本です。


入って後悔…意味がなかったと感じた保険

ここからは、私が実際に「これは不要だったな…」と感じた保険です。

1. 学資保険

「教育費のため」と貯蓄感覚で加入しましたが、
利回りが1%未満で、15年後の戻りも微々たるもの。
今思えば、インデックス投資の方が合理的だったと感じています。

2. 子どもの医療保険

子どもがケガや病気をしても、医療費助成制度のおかげでほとんど無料
結局、使う機会もなく、掛け捨てになってしまいました。

3. 貯蓄型保険(終身保険など)

「貯金にもなる」という言葉に惹かれましたが、
保険料が高く、途中解約で元本割れするリスクも。
資産形成の視点では、コストが高すぎました。


お金を守るための保険の選び方|3つのチェックリスト

最後に、保険を見直すときに役立つチェックリストを紹介します。

✔ 家計が破綻するリスクに備えられているか?

→ いざというときに、生活に大きな支障が出ないかどうかをチェック。

✔ 公的保険や助成制度を理解しているか?

→ すでに公的制度でカバーされている部分まで、重複して保険をかけていないか確認。

✔ 保険を「最後の砦」として、過信していないか?

→ 保険に頼りきるのではなく、貯金や投資など他の方法とのバランスも大切です。


まとめ|保険は「数」より「中身」。選ぶ力が守備力を決める

保険はたくさん入れば安心…というものではありません。
むしろ、必要なものだけを見極めて選ぶことこそが、家計を守る最大の防御力になります。

保険も家計管理の戦略のひとつ。
無駄を省いて、的確に備えることで「安心」と「資産形成」の両立が可能になります。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が、「保険ってどう選べばいいの?」と悩むあなたのヒントになれば嬉しいです。

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